日本橋日枝神社には、大山咋神(おおやまくいのかみ)、国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)といったご祭神が祀られています。
特に大山咋神は、万物の成長や発展にご利益があるとして有名です。
日本橋日枝神社の御由緒
1590年に徳川家康が江戸城へ入城して、日枝大神を崇拝することで、御旅所がある「八丁堀北嶋祓所」まで神輿が船で神幸されたことから始まります。
その後、「山王宮」と「山王権現の遥拝の社」が建造され、1877年に山王宮が「無格社日枝神社」に名前を変えました。1868年には薬師堂と同別当智泉院の敷地が境内から分離をし、1929年に「日本橋日枝神社」へと改名。関東大震災や東京大空襲によって罹災しましたが、何度か改修されて現在へと至ります。
神幸祭をはじめとするお祭り多数
江戸三大祭りの一つに数えられている神幸祭(じんこうさい)は山王まつりとも呼ばれていて、日本橋日枝神社を語るには忘れてはいけないお祭りです。日本橋日枝神社では、隔年の6月に祭礼行列が永田町・日枝神社を出発し、途中、日本橋日枝神社を経由して再び永田町・日枝神社に還る神幸祭があり、王朝装束に身を包んだ総代役員や氏子たちがきらびやかな神輿とともに練り歩きます。その姿はまるで江戸時代にタイムスリップした様な気分にさせてくれます。
また町会神輿が集結し、東京都心の京橋から日本橋まで神輿を担いで練り歩く連合渡御(れんごうとぎょ)も圧巻です。また毎月15日には「月次祭」、6月と12月には「大祓」が行われ、心身の穢れを祓い、半年間の無事を祈ります。
珍しい上向きの狛犬
日本橋日枝神社の境内に入り、鳥居をくぐるとすぐに見えるのが、上向きの天を仰いだ珍しい狛犬です。
この狛犬は関東大震災の復興と運気上昇を願って1934年に奉納されたそうで、仕事運の上昇を願うにはおすすめだといわれています。
日本橋日枝神社の 概要
名称 | 日本橋日枝神社 |
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所在地 | 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1丁目6番16号 |
電話番号 | 03-3666-3574 |
URL | https://www.hiejinjanihombashisessha.tokyo/ |